「おいしい」、「まずい」
意見が分かれる、インドのミルクティー、『チャイ』。
チャイの効能を知ったら「飲んでみようかな」って気になるかもしれない。
今回は、チャイの
チャイに使うスパイスとどこで手に入るか
チャイのスパイス効果
チャイに合う茶葉
カフェインは体に合わないんだけど、どうしたらいい?
乳製品のアレルギーがあるんだけど、どうしたらいい?
などについて書いてみようと思う。
チャイに使われるスパイスはどんなもの?
チャイはスパイスを煮出したインドのミルクティー。
甘く味付けされています。
使うスパイスは、レシピによって多少の違うがあるものの、メインのものは3つ。
カルダモン
クローブ
どれもインド料理には欠かせないスパイスだ。
これらのスパイスはウォーム系。
温かい香りが特徴。
そして、この3つのスパイスは、同時に漢方薬の原料となる生薬でもある。
クローブは丁子(ちょうじ)
カルダモンは白豆蒄(びゃくずく)
この3つのスパイスは抗ウィルス効果が認められている。
そして特にシナモンは、消えてしまった毛細血管をよみがえらせてくれるらしい。
体の隅々にまで行き届く毛細血管が復活して、血液を運んでくれるということは、冷え性予防にも効果的ということ。
冷え性対策に飲んでみようという方は、週に2回ほど飲んでみてはいかがだろう。
チャイのスパイスが買えるところ
スパイスどこで買えるのかな? と思うだろうか?
シナモンはお菓子作りなどでよく目にする。
スーパーなどのお菓子作りの材料コーナーにいけばあるだろう。
そして、クローブやカルダモン。
これらも最近日本でも用意に手に入るようになった。
前回の一時帰国で、カルディ、成城石井などで見かけたし、
イオンでも結構品ぞろえがあった。
興味のある方はチェックしてみるのもいいだろう。
どうしても見つからないという場合は、通販という手もある。
既製品のチャイのスティックパウダーもいいが、
スパイスさえ揃えておけば、何回でも作れる。
そしてスパイスは他の料理にも活用できる。
チャイが好きな方は、これらスパイスの3つの瓶を揃えておく方がベターと考える。
スパイスの配合だって、スパイスから作れば、自分で自由に変えることができるのだ。
話は逸れるが、これからは自分の身は自分で守る時代。
自分の健康は自分で守らなくてはならない時代だ。
何が入っているか分からない、加工品に生活は見直した方がいい。
チャイに使う茶葉はなにがいい?
さて、次にチャイに使う茶葉
チャイに使う茶葉は、ブラックティー。
ブラックティーは英語で、紅茶のこと。
日本語では紅(赤)なのに、英語ではブラック(黒)なのが面白いところ。
今回は、イギリスの庶民の定番、「イングリッシュブレックファスト」ブレンドを使ったが、好みによってアッサムでもなんでもいいと思う。
しかし、スパイスが効いているので、濃く抽出する必要がある。
そこらへんを考えて選んでみるといいだろう。
カフェインフリーのチャイを作るには
紅茶にはカフェインが含まれる。
「カフェインはどうもダメで」
という人は、カフェインフリーのディカフェを使ってみるのも手。
私のおススメは「ルイボスティー」。
日常的に飲んでいるが、ルイボスティーは昔、薬として飲まれていたもの。
カフェインフリーなので、安心してほしい。
これもイオンやカルディで買える。
乳アレルギーのチャイの作り方は
次に牛乳は飲みたくないとか、乳アレルギーがあるという方。
豆乳を利用する手もあるし、
今は、オーツミルクやアーモンドミルクなどもイオンで手に入る。
前回の一時帰国で、イギリスのスーパーで良く見るものと同じものがあって、呆然とするほど驚いたぞ。
レシピの牛乳を、豆乳やアーモンドミルクに変えるだけだ。
インドのスパイスミルクティー チャイのレシピ
【材 料】225mlのグラスに2つ分
シナモンパウダー(又はスティック) | 小さじ1 スティックは2本 |
カルダモン | 8~10 |
クローブ | 3~5 |
粒コショウ | 2~4 |
ショウガ(スライス) | 大さじ1 |
水 | 400ml |
ティーバック | 2~3 |
牛乳(又は豆乳、アーモンドミルクなど) | 200ml |
黒糖 | 大さじ3~4又は好みで調節 |
【作り方】
➊すり鉢にカルダモンとクローブを入れ、すりこ木で粗く砕く。
コーヒーミルなど、コーヒー豆を砕く機会がある人はこれでも出来る。
➋ショウガはスライスか粗く刻む
➌小鍋に砕いたカルダモン、クローブ、シナモンパウダー、黒の粒コショウを入れる。
ショウガも加えて、分量の水を注ぎ入れ、火にかける。
沸騰したら火を止める。
ティーバックを加え、そのまま。
10分程、スパイス、ショウガ、紅茶を抽出する。
➍10~15分抽出したら、牛乳(又は豆乳、アーモンドミルクなど)を加える。
黒糖も加える。
※チャイはけっこう甘いお茶。
黒糖の量は初め少なめに、好みで足していくといい。
➎鍋を再び弱めの中火にかける。
沸騰させない程度に温める。
沸騰させてしまうと、牛乳のタンパク質が固まって、膜が出来てしまう。
➏カップや耐熱グラスに茶こしを置き、チャイを注ぎ入れる。
まとめとポイント
チャイを作る時のポイントは、よく煮出してあげること、抽出してあげること。
紅茶もスパイスもショウガからも。
砂糖は白砂糖でもいいが、コクのあるチャイは黒糖が合うと思う。
使う道具は鍋と茶こし。
これだけ。
これが面倒くさかったら、料理上達はあきらめた方がいい。