こんにちは。トキです。
自分でレストランのサラダみたいなのを作りたい。
と思ってはいないだろうか?
今回は、いつものサラダをワンランクアップさせるクルトン、
『ガーリックとパルメザンチーズのクルトン』
を作ってみようと思う。
ちょっと古く固くなったパンで美味しくできるので、もし余ってしまったパンがあったら作ってみて欲しい。
もちろん、余らなくても作って大丈夫。
クルトンの使い方は? あるとどう違う?
クルトンとはなんぞ?
スープの浮き身として、そして、シーザーサラダに付いてくるカリカリしたアレ
といえばわかると思う。
シンプルで小さくて、どうってことないものだが、料理においては大きな役目を果たしていると思う。
私が考えるクルトンの役目とは次の2つだ。
食感のバランス、アクセントとなる
クルトンの特徴はカリカリとした食感。
スープのシャバシャバとクルトンのカリカリ。
カリカリが良いアクセントとなり、食感が飽きることなく食べ続けられる。
●コーンスープにクルトンあり。スープの食感に時々カリカリの食感。
どっちが食感として口の中が楽しいだろうか?
多くの人が後者と答えるだろうし、私も食感にうるさい人間なので、もちろん後者。
サラダの場合も同じ。
生ものの野菜と焼かれたパン。
水分を含んだシャキシャキ、乾燥したカリカリ。
相反するものは、良いアクセントとなる。
料理の見栄ええがよくなる
料理は味はもちろん、見栄えも重要な要素。
それなりのお金をとるレストランなどでは、出来たスープをそのまま出すことはしない。
必ず、グリーンを乗っけたり、それこそクルトンや、クリーム、オイルを使ってデコレーションする。
出来たスープに、付け合わせでオシャレさせて、お客さんの所へ嫁に出す。
だから、そこに値段が付くし、店側もいろいろ付け合わせを付加して、できるだけ高価にみせる。
そこが、家庭の料理と違うところでもある。
いろいろなものが付いていると、人は「お得感」を感じる。
こんな感じで、たかがクルトン、されどクルトン。
ほんのちょっと、小さなクルトンだが、入っているのと、入っていないのとでは大きな違いを生み出す。
クルトンは小さくて大きなわき役だと考える。
クルトンを使ったサラダ おもてなしランチ3つのアイディア
さて、せっかくなので、クルトンを使ったサラダで、おもてなしランチをプランニングしてみよう。
設定は勝手だが、
女子の集まり
20代後半から30代前半。
3人~5人
オシャレでヘルシーなもの
としてみよう。
クルトンを使ったサラダはどんなものがあるだろうか。
おいしいサラダはさくたんある。
しかし、今回私はクルトンの記事を書いているので、クルトンを使ったサラダとさせてもらうことを了承させてほしい。
チキンシーザーサラダ + ミネストローネスープ
メイン チキンシーザーサラダ
デザート パンナコッタ
チキンシーザーサラダ
ご存知、好きな人の多いシーザーサラダ。
そしてシーザーサラダにはチキンシーザーサラダというのがあるのをご存知だろうか?
サラダには合わせる材料によってメイン料理となるものがある。
フランスのニソワーズサラダは、グリルしたツナをのっけたツナニソワーズサラダというものが存在する。
これはメインになりえるサラダだ。
そしてこのチキンシーザーしかり。
グリルしたチキンをのせたシーザーサラダは、軽いランチなら十分メインとなる。
ミネストローネスープ
そして合わせるのはミネストローネスープ。
ボリュームもあり、重めのシーザーサラダには、軽い感じのミネストローネが合うだろう。
ショートパスタを加えて作れば、腹持ちもよい。
パンナコッタ
デザートは軽くするっと口に入る、冷たくてツルっとしたもの。
パンナコッタはどうだろう。
気が付いてみれば、3品イタリアものでまとまっていた。
サラダリヨネーゼ + 野菜のポタージュスープ
メイン サラダリヨネーゼ
デザート ガトーショコラ
サラダリヨネーゼ
サラダリヨネーゼとは、フランスのリヨン風サラダのこと。
サラダに使われているものは、フリゼレタス(frisee lettuce)と呼ばれるチリチリにカールしたレタス、ポーチドエッグ、カリカリベーコン、そしてクルトン。
ディジョンマスタード、ビネガー、オイルで作っドレッシング、ビネグレットソースで食べる。
野菜のポタージュ
スープはポタージュで。
卵とベーコンは入っているものの、ドレッシングも軽めのサラダなので、スープはポタージュで良いバランスかと思う。
野菜のポタージュは、冷蔵庫の残り野菜を整理するのにうってつけなので、やってみるといいだろう。
ガトーショコラ
軽めの組み合わせなので、デザートはリッチなガトーショコラなどはいかがだろう。
これもフランスものの組み合わせで3品。
ローストしたカボチャのサラダ + スパイシーチキン
メイン ピリ辛スパイシーチキン
デザート フール
ローストしたカボチャのサラダ
これは、特にどこの国のものということはない。
女性は、かぼちゃ好きが多いと思うし、色もかわいい。
緑の野菜と組み合わせると彩りもいける。
カボチャにはクリーム系のドレッシングが合うだろう。
ナッツとクルトンを合わせれば、ホクホクした食感とポリポリ、サクサクでいい組み合わせになるとイメージする。
ピリ辛スパイシーチキン
カボチャでお腹はふくれるものの、タンパク質がないので、チキンもも肉を使ったスパイシーチキンはどうかと考えた。
この組み合わせは、自分で想像してもヨダレが出そうだ。私も相当な食いしん坊である。
ストロベリーフール
そしてデザートは、口当たりのすっきりしたものがいいと思う。
チキンのあとは、ヨーグルトを使った、イギリスのデザート、フール。
泡立てたクリームとグリークヨーグルト、そこにフルーツのピュレを混ぜている。
とてもおいしいが、驚くほど簡単なデザートである。
簡単に作り方を書いておくと、クリームとヨーグルトを同量。
砂糖を加え、泡立てたクリームとグリークヨーグルト、フルーツのピュレを混ぜたもの。
ヨーグルトは水分が少なく、しっかりとしたグリークヨーグルトがおススメ。
さて、前置きがずいぶんと長くなってしまった。
ここらで、本題のクルトンのレシピに行ってみようと思う。
ガーリックとパルメザンチーズのクルトン レシピ
【材 料】(サラダに使うなら3人分くらい)
余ってちょっと古いパン | 100g |
バター | 30g |
パルメザンチーズ | 大さじ2 |
ガーリック | 1かけ |
パセリ(みじん切り) | 大さじ1 |
ローズマリー又はタイム(みじん切り) | 小さじ1/2 |
塩 | 2つまみ |
コショウ | 少々 |
【作り方】
➊パンは1~1.5cm角にカット。
➋鍋にバターを入れ弱火にかけ溶かす。
溶けたら、おろしニンニクを加え、そのまま弱火で30秒ほど、ガーリックの香りが出はじめたら火から下ろす。
➌パルメザンチーズを加える。
刻んだローズマリー(又はタイム)、刻んだパセリ、塩、コショウも加え混ぜる。
➍良く混ざったら、カットしたパンを加える。
バターとハーブ、パルメザンチーズのミックスがパンに良く絡むように全体を混ぜる。
なべ底にはハーブのミックスが残っているかもしれないので、残らずパンに絡める。
➎鉄板にベーキングシートかアルミフォイルを敷き、ハーブミックスを絡ませたパンを移す。
➏170℃に余熱してあるオーブンに入れて、12~15分、カリカリでいいキツネ色に仕上げる。
オーブンから出したら、完全に冷ます。
密封容器に入れれば数日は保存可能。
まとめ
クルトンとクルトンを使ったサラダのランチ、いかがだったろうか。
今回、私はサワードウブレットというパンをもらったので、それを使ってみた。
もちろん、バゲット(フランスパン)でも食パンでも出来る。
クルトンは2、3日古いパンを使った方が切りやすい。
特に日本のパンは柔らかいので。
ちょっとしたわき役があるだけで、料理はグッと見映えがよくなる。
あなたのサラダを、レストランレベルのサラダに引き上げようと思ったら、クルトンなどの付け合わせを上手に使ってみる事をおススメする。
パンで作るクルトン、作ってみてはいかがだろうか。