こんにちは、トキです。
夕食にポテトグラタンを食べる時、他に何を作りますか?
ポテトグラタンを食べる時、ご飯は食べますか?
こんな疑問を持っている人もいることだろう。
ポテトグラタンに対する認識が、ちょっと違う気もするので、
今回は、
「ポテトグラタンの献立の中での立ち位置」
「本来はこうやって作る」
という事について書いてみたいと思う。
ポテトグラタンはメインディッシュではない
はい。まずこれを言っておきたい。
ポテトグラタンは主菜なはならない、副菜である、普通。
もちろん、
「チキンとほうれん草とスイートコーンのポテトグラタン」
という事になってくれば、話は別。
チキンのタンパク質に野菜のビタミン、ポテトの炭水化物。
この手の料理は、ホワイトソースを使ってメインディッシュとしてのグラタンになる。
しかし、
「ポテトのみを使ったグラタン」はメインとしては考え物。
ヨーロッパでは、ポテトグラタンは、肉料理の付け合わせとして使われる。
大き目のグラタン皿に焼いて、切り分けてメインの肉料理の横に、付け合わせとして添えられる。
コース料理として提供される店でのメインディッシュは、一皿の中に、
肉や魚などメインのタンパク質
野菜のソテーなどのビタミン
満腹感を与えるポテトや米などの炭水化物
が添えられるのが一般的。
メイン料理一皿で済ませられる家庭のご飯もそうだ。
チキンをローストしたものと、グレイビーソース。
野菜をローストしたもの、又はサラダ。
マッシュポテトやローストポテト、米などの炭水化物という3点トリオで成り立っている。
なので、このことを理解していれば、
「夕飯はポテトグラタンなんだけど、他には何を作ればいい?」
「ご飯は付けようかな?」
などという疑問は湧いてこないと思う。
日本は米を主食とした国である。
なので、ご飯と一緒に食べる、
◆ハンバーグの付け合わせとして
◆ビーフシチューの付け合わせとして
◆チキンのトマト煮の付け合わせとして
考えるといいと思う。
ポテトグラタンにホワイトソースは必要ない
次にポテトグラタンはホワイトソースなしで作れますか?
答えは
「はい、作れます。」
「というか、ホワイトソースは基本、必要ないのです。」
グラタンというと、どうしても
ホワイトソースをかけて焼く、
というイメージがあるので、分からなくもない。
だが、基本のポテトグラタンには、ホワイトソースは必要ない。
前述したように、これが、
「チキンとほうれん草とスイートコーンのポテトグラタン」
なら話は別。
ホワイトソースで作る。
ジャガイモメインのみで作るポテトグラタンに、ホワイトソースは必要ないと覚えておこう。
本来のレシピは、生クリームとじゃが芋をメインに作る、
シンプルで、ホワイトソースを作るよりもカンタンなものだ。
ハンバーグや洋風の煮込み料理を作る予定がある人は、ぜひ、下記のレシピを参考にしてみてほしい。
基本のポテトグラタン レシピ
【材 料】12×15.5cmのオーブンディッシュ1つ分
ジャガイモ | 400g |
生クリーム | 200ml |
ニンニク | 1かけ |
ナツメグパウダー | 小さじ1/4 |
パルメザンチーズ | 適量 |
塩 | 小さじ1/2強 又は好みで調節 |
コショウ | 少々 |
(好みで)刻みパセリ | 適量 |
【作り方】
➊耐熱容器にバター少々を落とし、レンジでチン。
溶かしたら、ハケで耐熱容器の内側に塗っておく。
➋鍋に生クリームを注ぎ、おろしニンニク、ナツメグパウダー(※まとめ参照)、塩、コショウを加え混ぜる。
火にかけて、温める。(煮ないこと)
一度味見をし、塩味を確認する。
合わせるのはジャガイモなので、この時の塩加減は、ちょっと塩が多いかな、くらいがちょうどいい。
➌ジャガイモは皮をむき、幅広にスライサーで薄くスライスする。
耐熱容器に、ずらしながらジャガイモのスライスを並べていく。
後で、生クリーがム吹きこぼれる可能性もあるので、ある程度フチの高さは残しておく。
重ねたジャガイモの間にクリームが入るよう、竹串などですき間を作って流し入れてあげる。
トントンと耐熱容器をテーブルに叩きつけてみたり。
➍作って、味見した生クリームのミックスを、並べたジャガイモの上から注ぎ入れていく。
この時、フチギリギリまで注ぐと、オーブンの中で生クリームが吹きこぼれ、
後でオーブンを掃除することとなるので注意。
パルメザンチーズをまんべんなく振りかける。
➎175℃に予熱しておいたオーブンに入れ、20分程焼く。
その後、温度を180℃にあげて、きれいな焼き色をつける。
焼き上がったら、包丁や竹串などを刺して、ジャガイモが柔らかく火が通っているか確認。
固い場合は、さらにオーブンで焼く。
焦げすぎてしまう心配がある場合は、アルミフォイルなどをかぶせて焼く。
➏焼き上がったら、パセリのみじん切りなどを振りかける。
ハンバーグや煮込み料理のサイドして、大き目のスプーンで取り分けて、皿に盛る
まとめトポイント
どうだっただろうか。
ポテトグラタンの献立上の使い方が分かっていただけだろうか。
このレシピの作り方で作れば、一度冷えたポテトグラタンは切り分けられやすい。
四角く切ったり、型で抜いたり。
「明日のおもてなし用に作りたい」という時は前日に作り、切っておくと良い。
提供するときは、切ったものをレンジ、またはオーブンで温める。
なお、レシピに使われているナツメグ。
パウダー状で売っていることが多いかと思う。
もし手に入るのであれば、是非「丸のまま」をおススメする。
スパイスやハーブ類は日にちが経つと、どうしても香りが弱まる。
丸のまま保存しておけば、すりたて、挽きたてで、香りもフレッシュ。
ナツメグは、他のハーブやスパイスに比べ、少々値段がはるかもしれない。
なので、パウダー状のものを買ってムダにするのはもったいない。
丸のままなら、かなり保存が効くので試して欲しい。