こんにちは。トキです。
「水煮缶はどうやって食べるの?」
こんなことを思っている人に読んで欲しい。
前回からサバの水煮缶を使ったレシピ記事を書いている。
これも前回同様、一時帰国中に作ったもの。
「サバ缶」レシピ、第二弾。
第一弾【サバ水煮缶どうやって食べる? 料理が得意でなくても出来るカンタンなレシピ『サバのパテ』】はこちら。
今回のレシピは「さっぱり系パスタ」なのだ。
「さっぱり」だけではなく、風味豊かな一品だ。
自分でも、もちろん試食はするが、今回の一時帰国では私の母も味見役にひきいれた。
実は、いくつか作ったサバ缶レシピの中で、これが母の一番のお気に入りだった。
「この風味は、なんなんだろうねぇ」
そう言いながら、箸を動かしていた。
もしあなたが高齢の方に作ってあげたら、きっと喜んで箸でパスタを食べてくれるだろう。
サバ缶、大葉、レモン、ケッパーを使ったさっぱりパスタ
風味豊かで、さっぱりの秘密は、大葉、レモン、ケッパーを使っているから。
この「風味」、フレーバーというやつは、なかなか侮れない。
もし、あなたが同じ材料で、同じ作り方をした普通のブラウニーと、同じレシピに、オレンジの皮のすりおろしを加えたものを食べ比べたら。
どう感じるだろうか?
多分、というか絶対、オレンジの皮を加えたものの方が、なにかもっと複雑な作り方をした別物のブラウニーに思えるだろう。
味に直せつ影響がない、ハーブやスパイスなどのフレーバーでも、鼻孔に働きかけ、口の中の味と相まって複雑さをかもしだす。
ヨーロッパでは、ハーブに始まり、フルーツの皮やスパイス類を多用し、料理にフレーバーをつける。
日本でもユズの皮を使ったり、サンショウや大葉や三つ葉もハーブなのだ。
食感を大切に、風味を大切にしてきた和食を食べてきたあなたなら、きっとフレーバーの大切さが分かると思う。
フレーバー、風味付けというのは、料理を作る上で、味、見た目と並んで大切な要素なのだ。
これを頭において料理をすれば、今までの料理とはグンと違ったものになるだろう。
話は横にそれたが、この大葉とレモン、ケッパーのパスタ。
そこに、私は好きなキャベツをプラスしてみた。
他の野菜でもいい。
あなたがほうれん草の方がいいのであれば、ほうれん草でぜんぜんかまわない。
おいしく食べるのが一番。
なお、このパスタはさっぱり系なので、スパゲッティは細目の方が合うと思う。
そして、高齢の方に作ってあげるのならなおさら、細い方がいいだろう。
ケッパーってなに?
さて、材料の中にケッパーというのが出てきたが、ご存知だろうか?
ケッパーとは、木の花のつぼみの酢漬けである。
ちいさい丸いものだが、つま楊枝などで開いてみると、ちゃんと花びらが重なっているのがわかると思う。
スモークサーモンにはかかせない存在だ。
ちょっとしか使わないのに一瓶買っちゃってどうしよう、と思う必要はない。
ケッパーはけっこう重宝する食材。
例えばタルタルソースなどをつくる時も使えるし、サラダに振りかけて味のアクセントにもなる。
酢漬けなので長持ちもする。
私もレシピの中で良く使っているので、そのうちリンクを付けてみたいと思う。
ケッパーは日本でも最近ポピュラーになってきたようなので、結構カンタンに見つかるだろう。
【材 料】2人分
サバ水煮缶 | 1缶 |
キャベツ(葉の大きいところ) | 3~4枚 |
おろしニンニク | 小さじ1 |
鷹の爪(輪切り) | 1/2本分 |
レモン(国産)の皮 | 1個分 |
ケッパー(刻んで) | 山盛り大さじ1 |
大葉 | 8枚 |
塩、コショウ | 適量 |
オリーブオイル(炒め用) | 適量 |
【作り方】
➊サバ水煮缶は開けて汁を切っておく。
骨は柔らかくなっているが、皮はとったほうがいいかもしれない。
キャベツは食べやすい大きさにカット。
レモンは皮をすりおろす。
ケッパーは粗く刻む。
大葉は縦半分に切ってから、太めの千切りにする。
鍋で湯を沸騰させ、パスタを茹でる準備をしておく。
パスタの袋の茹で時間をみて、タイミングを見計らって茹で始める。
➋フライパンにオリーブオイルとおろしニンニクを加え、中火にかける。
ジクジクとおろしニンニクを炒め、香りを出す。
➌ニンニクの良い香りが出てきたら、鷹の爪とキャベツを加え炒める。
➍キャベツがちょっとしんなりしてきたら、缶詰のサバ、刻んだケッパー、分量の半分のレモンの皮のおろしを加え、続けて炒める。
➎塩、コショウで調味する。
➏キャベツのシャキシャキとした食感がまだ残っているうちに 茹で上がったスパゲッティの湯を切って、フライパンに加え、全体を大きく混ぜる。
➐味見をして、塩味がちょうど良かったら火をからおろす。
➑出来上がったスパゲッティを皿に盛り、残っているレモンの皮と大葉を散らす。
まとめとポイント
レシピを見てみればわかると思うが、いたってカンタン。それでいて味はシンプル、フレーバーがどっさりの一品。
なので、手早くフレッシュさを失わないうちに仕上げて欲しい。
しかし、味見は忘れないようにお願いする。
サバにはすでに調理済みな訳だから、炒めすぎず。
そしてキャベツが炒まれば、あとは次々に材料を投入するだけ。
スパゲッティはぜひ細目を使って欲しい。
きっとこのレシピに合うと思う。
お母さんに作ってあげてみて欲しい。。
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